ウッズ親子の使用ギア 類似点と相違点は

息子チャーリーのパター(左)とタイガーのパター(提供:GolfWRX)

タイガー・ウッズと息子のチャーリーが4年連続で「PNC選手権」(フロリダ州・リッツカールトンGC)に姿を現した。父親によると、チャーリーは昨年よりも身長が10cm伸びたとのことで、土曜日の第1ラウンドでは、そのスイングスピードの速さを発揮した。

チーム・ウッズは2人(スクランブル方式)で「64」をマークし、首位に立つマット・クーチャーと息子のキャメロン組から7打差の11位につけている。

タイガーとチャーリーは、ともにテーラーメイドの最新にしてリリース前の「Qi10 LSドライバー」をバッグに入れてプレーした。同クラブは、2週前の「ヒーローワールドチャレンジ」開幕前にUSGAの適合リストに掲載されたばかりである。

タイガーはヒーローと同じく、グラファイトデザイン「ツアーAD VF」6Xシャフトを装着したロフト角10.5度のQi10 LSドライバーを使用している。

タイガーの長年の友人であり、時折キャディも務めるロブ・マクナマラは、タイガーがこの新しいドライバーでインパクト時の安定性が向上したことを認めた。

タイガー・ウッズはリリース前のドライバー(提供:GolfWRX)

一方、チャーリーは藤倉コンポジット「ベンタス TRブルー」6Xシャフトの装着されたロフト角9度のモデルを使用している。ヘッドカバーは、タイガーがキャリアを通じて使用してきた虎のヘッドカバーでそろえた。

2人の使用ギアで最大の違いは、パターの好みとなっている。ギア伝統主義者のタイガーは、これまでスコッティキャメロン「ニューポート2 GSSブレード」を愛用し、メジャー15勝のうち14勝を挙げてきた。

チャーリーはマレット型パターを選んでおり、彼の“お兄ちゃん”的存在であるジャスティン・トーマスの使用するパターに類似したスコッティキャメロン「ファントムX 5.5」をバッグに入れている。

タイガー・ウッズの今週のギア(提供:GolfWRX)

<タイガー・ウッズの使用ギア>

ドライバー:テーラーメイドQi10 LS(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD VF(重さ60g台、硬さTX)

3番ウッド:テーラーメイド SIM(15度を14.25度に調整)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナD+リミテッド(重さ70g台、硬さTX)

5番ウッド:テーラーメイドM3(19度を18.25度に調整)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナD+リミテッド(重さ80g台、硬さTX)

アイアン:テーラーメイド P770(3番)、テーラーメイド P7TW(4番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー(X100)

ウェッジ:テーラーメイドMG3メッキなし(56-12TW)、テーラーメイドMG2(60-11TW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S400)

パター:スコッティキャメロン ニューポート2 GSSプロトタイプ
グリップ:ピンPP58

ボール:ブリヂストン ツアーB X

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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