福井県内のスキー場のトップを切り、勝山市のスキージャム勝山が12月16日、今季の営業を始めた。雪不足のため人工雪による一部ゲレンデでのオープンとなったが、県内外のスキーヤーらが初滑りを楽しんだ。
11月下旬~12月上旬にスキー場全体が雪に覆われたが、その後の気温上昇で大部分の雪が溶けたため、ゲレンデ下部「バラエティーコース」で人工造雪機をフル稼働。長さ約600メートル、幅約20メートルのみの“白銀の世界”をつくり開放した。今後の積雪に応じ、他のコースも順次オープンする。
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県内外から家族連れやカップルが訪れ、思い思いにシュプールを描いた。大阪府の女性(19)は「爽快だった。狭いけどカーブが少なく、初心者には滑りやすかった」と笑顔をみせた。
大野市の福井和泉スキー場も雪不足で同日予定していた営業開始を22日に延期。同市の九頭竜スキー場と南越前町の今庄365スキー場、池田町の新保ファミリースキー場は23日に営業を始める予定。