「やっぱり狙いたい」 阿部未悠は“聖地”全英に行きたい

「サマンサタバサ」のイベントでファンとの交流を楽しんだ

3年目のシーズンを終えた女子プロゴルファーの阿部未悠が17日、新宿高島屋(東京都渋谷区)で行われた「サマンサタバサ」のイベントに出席した。

ともに同社と契約を結ぶ香妻琴乃、山村彩恵、石井理緒、山口すず夏とのトークや、ファンとのじゃんけん大会、写真撮影などで交流を楽しんだ。

阿部は今季、33試合に出場してトップ10入りが5回。メルセデスランキング(MR)は37位で終え、MR上位者の資格でシーズン最終戦「リコーカップ」に初出場を果たした。「前半戦の滑り出しが良くて、優勝争いに何度も絡めた。反面、後半戦はなかなか(優勝争いに)絡めなかったのはすごい悔しいし、反省点」と振り返る。

この一年で最も印象に残った試合には10月の「富士通レディース」を挙げた。首位の櫻井心那と1打差で迎えた最終日だったが、雨に伴うコースコンディション不良で中止。2位タイで終えた。

「プレーできずにすごい悔しかった。2日目にあと1、2個伸ばせていたら…」と“消化不良”で終えたが、「富士通―」終了時のMR上位35人に与えられる「TOTOジャパンクラシック」の出場権を獲得して米ツアー初出場。着実にステップアップしている。

阿部未悠が来季の目標を語った

「リコー」終了後は、2週前の今季国内男子最終戦「日本シリーズJTカップ」でカメラマンとして選手を撮影するなど、“本業”以外の仕事も精力的にこなしている。

年末年始は実家のある北海道で過ごす予定だといい、そこでも趣味を存分に楽しむつもりだ。「自然とか、野生動物とか撮ったらInstagramに上げるので、ぜひ見てください」とファンへのアピールも忘れない。

「今は来季の目標だったり、これからどういうことをしていくかを計画している段階」と新シーズンに向けた本格的な始動は年明け以降になる予定。プロ4年目の目標には「やっぱり初優勝」と力強く掲げたが、頭の中にはもうひとつ、別の野望もある。

「スポット(参戦)で『全米』とか『全英』とか、そういう大会にも挑戦したい。特に『全英』はセントアンドリュース開催なので、やっぱりそこは狙っていきたい」。“聖地”セントアンドリュース オールドコースで行われる「AIG女子オープン(全英女子)」(8月22日開幕)出場に狙いを定めた。(編集部・内山孝志朗)

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