イチローさん、沖縄・宮古高指導 「礎となるきっかけに」

宮古高の野球部員に打撃を披露するイチローさん(手前)=17日、沖縄県宮古島市

 米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさん(50)=本名鈴木一朗=が17日、沖縄・宮古高の野球部を宮古島市で2日続けて臨時指導した。同校は今春の県大会で準優勝、夏はベスト4だったが悲願の甲子園出場経験はない。「未来の礎となるきっかけを残せたら」との思いで訪問した。

 イチローさんにとって宮古島はオリックス時代のキャンプ地でもあり「縁起がいい」。16日はフリー打撃の投手を務め、全部員17人に対して1時間15分、計448球を投じた。部員から「もう一回やらせてください」と頼まれたが「おじさんも限界を迎えるんだよ。休ませて」と笑みを浮かべて断った。

 17日はフリー打撃を披露した。

宮古高の野球部員から質問を受けるイチローさん(左端)=17日、沖縄県宮古島市

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