囲碁小学生日本一 横手君と小川君 真備でこども棋聖戦、ともに初V

優勝した横手君(左)と小川君

 小学生による囲碁の全国大会「第13回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」(倉敷市、日本棋院など主催、山陽新聞社など共催)の準決勝と決勝が17日、同市真備町箭田のマービーふれあいセンターで打たれた。高学年の部は横手悠生君(11)=東京、5年生、低学年の部は小川蓮君(9)=同、3年生=がともに初優勝し「こども棋聖」の称号を手にした。

 高学年45人、低学年42人の計87人が出場。横手君は出場2回目で栄冠をつかみ「終始落ち着けたのが良かった。狙っていただけにうれしい」と喜んだ。初出場で快挙を成し遂げた小川君は「もっと強くなり、将来はプロ棋士になりたい」と夢を語った。

 表彰式では、伊東香織市長と審判長を務めた一力遼三冠(棋聖、本因坊、天元)から賞状、優勝カップ、允許(いんきょ)状が贈られた。一力三冠は「レベルが高く、記憶に残る大会となった。将来が有望で楽しみ」と講評した。式後には横手君と一力三冠の記念対局が行われた。

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