稲本潤一がプレーした「最強の同僚ボランチ」5名

先日行われたJ3リーグアウォーズでゲストも務めた稲本潤一。現在も南葛SCでプレーしており、来季もサッカー選手兼コーチを務める予定だ。

今回はその稲本潤一がともにプレーした選手の中から「最強の同僚ボランチ」を選んでみた…が、彼の場合は普通に選ぶとアーセナルばかりになるので、各クラブから1名としてみた。

パトリック・ヴィエラ

稲本潤一とともにプレーしたクラブ:アーセナル

今回は1クラブ1人ということで、アーセナルではパトリック・ヴィエラをピックアップ。当時アーセン・ヴェンゲル監督の下で猛威を振るっていたサッカーの歴史上屈指の万能ミッドフィルダーである。

守備は頑健、空中戦は強烈、技術やパスワークは巧み、攻撃参加しても素晴らしい…とまさに完全無欠のボックス・トゥ・ボックスであった。

ステード・マルブランク

稲本潤一とともにプレーしたクラブ:フラム

リー・クラークやショーン・デイヴィスも捨てがたいところであるし、マルブランクはサイドハーフの印象も強いが…やはり彼のプレーヤーとしての実力は素晴らしいものだった。

2001年から2006年まで所属していたフラムではまさに押しも押されもせぬ中心選手で、攻撃から守備まであらゆるところに顔を出しつつ、司令塔としてファンタジーを見せられるという稀有な存在であった。

ジョナサン・グリーニング

稲本潤一とともにプレーしたクラブ:WBA

2004年から稲本潤一が所属したウェスト・ブロムウィッチ。あまり固定されずに様々な選手がボランチをやっていた印象があるため一人を選びにくいが、「誰が一番印象に残ったか」であればジョナサン・グリーニングであろう。

かつてマンチェスター・ユナイテッドでもプレーした彼はサイドでも中央でもプレーできる応用力を持ち、エネルギッシュなプレーで活躍を見せた。ちなみに現在はナショナルリーグ・ノースのスカーボロで監督をしている。

ギャリー・オニール

稲本潤一とともにプレーしたクラブ:カーディフ・シティ

現在ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズの監督を務めているギャリー・オニールは、カーディフ・シティ時代の稲本潤一とともにプレーしたボランチだということを知っているだろうか。おそらくほとんど知られていないはずだ。

というのも、彼はポーツマスから2004年にカーディフ・シティへと貸し出されたものの、怪我をするまで9試合しか出場できなかったからだ。怪我をして長く離脱したためにプレーはできなかったが、その後復活して活躍。のちにプレミアリーグでもレギュラーとして出場した。

メフメト・トパル

稲本潤一とともにプレーしたクラブ:ガラタサライ

ガラタサライ時代にともにプレーしたボランチといえばやはりメフメト・トパルだろう。トルコ代表でも81試合に出場した経験を持っている名選手であり、その実績は誰にも否定できるものではない。

ルーズボールを奪う能力やパスカットのセンスに優れており、そのために「スパイダー」というあだ名まで付けられた選手であり、まさに職人風のボランチだった。

ヤン・エンヴィラ

稲本潤一とともにプレーしたクラブ:レンヌ

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そしてレンヌからは当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったヤン・エンヴィラをピックアップ。まだ10代の若手であったが、稲本潤一が出場停止だったマルセイユ戦で初先発すると、いきなりその溢れる才能を見せつけた。

驚異的な守備能力とフィジカルを備えた選手で、次年度にはフランス代表にも選出。これからのキャリアがどれだけ素晴らしいものになるか…と思われたが、2012年に夜遊びのため代表から追放され、2013年に移籍したロシアリーグでもトラブルを起こすなど、すっかり問題児化してしまったのが残念である。

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