【インド】タタ自、車両ソフトウエア開発拠点を開設[車両]

インドの自動車大手タタ・モーターズのエンジニアリングサービス子会社、タタ・テクノロジーズは14日、南部タミルナド州コインバトールに同社初の車両ソフトウエアに特化したイノベーションセンターを開設した。世界の顧客に向け、車両ソフトウエア開発、試験、統合のサービスを提供する。

同センターは、車両に搭載するソフトウエア開発、試験のほか、先進運転支援システム(ADAS)やモノのインターネット(IoT)機能を有するコネクテッドカー(つながる車)、機能安全、サイバーセキュリティー、ハードウエア・イン・ザ・ループ(HIL)、車載用ソフトウエアの標準化団体「AUTOSAR(オートザー)」の基準準拠などを手がける。

世界の完成車メーカーや1次部品メーカー(ティア1)を顧客に想定している。地元の車両ソフトウエア技術者100人をまず雇用する計画だ。

コインバトールではドイツの自動車部品大手ロバート・ボッシュが同様の施設を構えるほか、インド自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)も研究開発(R&D)施設の設置を準備するなど、車両のR&D施設の集積が進んでいる。

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