ブンデスリーガ第15節のバイエルンvsシュツットガルトが17日にアリアンツ・アレーナで行われ、3-0でバイエルンが勝利した。シュツットガルトのDF伊藤洋輝はケガのため欠場、MF原口元気はベンチ入りも出場機会はなかった。
前節のフランクフルト戦で大敗をするも、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではマンチェスター・ユナイテッドを下した2位バイエルン(勝ち点32)。この試合ではケインを最前線に、2列目に右からムシアラ、ミュラー、サネと並べる[4-2-3-1]で臨んだ。
一方、前節のレバークーゼン戦を引き分けで終えた4位シュツットガルト(勝ち点)は、その試合と同じ先発メンバーを起用したチームはギラシーとウンダブの2トップとする[4-4-2]で臨んだ。
試合は開始早々にスコアが動く。バイエルンは2分、中盤でミスパスを奪ったミュラーが素早く前線にロングパス送ると、これに反応したサネが飛び出したGKを冷静にかわし、ボックス右からラストパス。最後はケインが難なく無人のゴールに流し込んだ。
先制したバイエルンは25分にも、バイタルエリア左で獲得したFKからパブロビッチがクロスを供給すると、ファーサイドのキム・ミンジェがヘディングシュートをゴールに叩き込んだが、VARの末にキム・ミンジェのオフサイドと判定され、ゴールは取り消された。
その後もバイエルンは、シュツットガルトにボールを持たせる形でカウンターから何度も相手ゴールを脅かすが、バイエルンからレンタル移籍でシュツットガルトに加入した守護神GKニューベルの好セーブに阻まれ、追加点が奪えない。
前半終了間際の追加タイム2分には、中盤まで駆け上がったキム・ミンジェがパスカットしたボールがそのまま前線に繋がると、DFの裏に抜け出したミュラーがボックス右からゴールネットを揺らしたが、VARの末に再びオフサイドと判定され、前半は1-0で終了した。
迎えた後半、再びゴールネットを揺らしたのはバイエルン。55分、ボックス左横で獲得したFKからパブロビッチがクロスを供給すると、ファーサイドのキム・ミンジェが頭で折り返したボールを最後はケインがヘディングシュートで流し込んだ。
さらにバイエルンは、63分にもパブロビッチの右CKをキム・ミンジェがヘディングシュートで合わせると、キム・ミンジェにディフレクトしてコースが変わったボールがそのままゴールに吸い込まれた。
その後も危なげない試合運びで試合を締めたバイエルンが3-0で勝利。シュート17本と試合内容でもシュツットガルトを圧倒し、上位対決を飾った。