富山地方気象台は17日、富山で初雪を観測したと発表した。冬型の気圧配置で上空に強い寒気が流れ込んだためで、平年より14日遅く、昨年より3日遅い。気象庁によると、17日午後10時時点の各地の積雪量は朝日が5センチ、富山と富山市猪谷が共に1センチ。
観測地点である富山市石坂の同気象台敷地内では、午前4時50分ごろからみぞれが降り、次第に雪に変わったという。県内は気温が上がらず、高岡(伏木)で午前7時15分ごろに1.1度、富山で午後6時25分ごろに1.2度を記録するなど、午後9時時点で7観測地点で今季最低となった。
富山市総曲輪では昼ごろから雪が降り始め、傘を持たない歩行者が駆け足で横断歩道を渡っていた。
18日も県内は冬型の気圧配置が続き、未明から昼過ぎまで雪が降る見込み。同日午前6時まで12時間の予想降雪量は平地の多い所で10センチ、山間部で30センチ。予想最高気温は富山、高岡共に5度。19、20日は県内は気温が上がるものの、21日から上空の寒気が強まり、再び雪が降る見通し。