死ぬ手伝いをした…自宅で61歳女性死亡、同居の32歳息子を逮捕 女性の職場上司が自宅訪れ通報、遺体発見

61歳女性死亡、同居の息子を逮捕=埼玉県川越市

 埼玉県警川越署は17日、同居の母親(61)に暴行を加え殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで川越市寺尾、無職の男(32)を逮捕した。母親は現場で死亡が確認された。死因は首の圧迫による窒息死で、同署は容疑を殺人に切り替えて詳しい経緯などを調べる。

 逮捕容疑は15日午後7時14分ごろから翌16日午後7時33分ごろまでの間、自宅アパート室内で、母親でパートの女性の首を絞め殺害しようとした疑い。

 同署によると16日午後7時5分ごろ、「女性が出勤せず自宅を訪問したが、施錠されている」と母親の男性上司(48)から通報があった。

 署員や救急隊員らが駆け付けたところ、母親が室内であおむけになって死亡しているのを発見した。室内には男も、両手首にけがをした状態でいた。男は救急搬送され治療を受けたが、命に別条はない。

 男は母親と2人暮らし。調べに「母が死ぬ手伝いをしました。母が死ぬのを手伝った後、自分も死ぬつもりでしたが死ねませんでした」と供述している。

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