DバックスがグリエルJr.と再契約へ 3年4200万ドルで合意との報道

先発ローテーションにエデュアルド・ロドリゲスを加え、トレードでエウヘニオ・スアレスを獲得した今季のナ・リーグ王者、ダイヤモンドバックスが主力選手の引き留めに成功したようだ。日本時間12月18日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ダイヤモンドバックスは自軍からFAとなっていたルルデス・グリエルJr.と3年4200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。2年目終了後にオプトアウトできる権利が付属しており、4年目は年俸1400万ドルの球団オプションとなっているようだ。

現在30歳のグリエルJr.は昨年12月にドールトン・バーショとのトレードでガブリエル・モレノとともにブルージェイズから加入。メジャー6年目の今季は145試合に出場して打率.261、24本塁打、82打点、5盗塁、OPS.772をマークし、オールスター・ゲームに初選出された。

グリエルJr.が期待通りの活躍を見せたほか、23歳のモレノもゴールドグラブ賞を受賞するなど見事な活躍を披露。バーショは移籍先のブルージェイズで思うような活躍ができなかったため、昨年12月のトレードは少なくとも今季に限ればダイヤモンドバックスの「大勝利」であり、このトレードの成功が22年ぶりのリーグ優勝を生んだと言っても過言ではないだろう。

正左翼手のグリエルJr.と再契約したことにより、捕手モレノ、一塁クリスチャン・ウォーカー、二塁ケテル・マルテ、三塁スアレス、遊撃ヘラルド・ペルドモ、中堅アレック・トーマス、右翼コービン・キャロルも含めて指名打者以外のレギュラーが固まった。マイク・ヘイゼンGMはフルタイムの指名打者を獲得することに前向きな姿勢を示しており、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、ダイヤモンドバックスは引き続き強打者の獲得を検討しているという。

フルタイムの指名打者の候補としてはJ・D・マルティネス、ジャスティン・ターナー、ホルヘ・ソレアらの名前が挙がっているが、強打者の獲得に成功すれば、ほとんど穴のない強力打線が完成する。ケン・ケンドリック・オーナーは「ペイロールは球団史上最高になる」との見通しを語っており、さらなる補強が行われることになりそうだ。

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