三菱UFJ信託銀行、豪社買収 1千億円で、資産管理事業を強化

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)傘下の三菱UFJ信託銀行は18日、オーストラリアの資産管理会社を11億1千万豪ドル(約1050億円)で買収すると発表した。三菱UFJFGはグローバルでの資産運用や資産管理事業を成長領域に位置付けており、買収により事業拡大を目指す。

 豪社は「リンク・アドミニストレーション・ホールディングス」。三菱UFJ信託銀は、地元裁判所の承認などを経て発行済みの全株式を来年6月以降に取得する。

 同行によると、リンク社はオーストラリアの私的年金加入者の約4割に当たる1千万口座に関連事務サービスを提供する、この分野のトップシェア企業。

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