ツインズがケプラー&ポランコのトレードを検討 投手補強を目指す

「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、ツインズはマックス・ケプラーとホルヘ・ポランコへのトレードのオファーに耳を傾けているという。まだ大谷翔平に次ぐ大物野手の去就が決まっていないため、ケプラーとポランコのトレード交渉も本格化しておらず、トレード成立にはもう少し時間がかかるとみられている。ツインズは先発ローテーションからソニー・グレイと前田健太がFAで流出しており、ケプラーとポランコをトレードすることで先発候補を獲得したいと考えているようだ。

現在30歳のケプラーはドイツ出身で、2009年7月の入団からツインズ一筋の古株。2019年に自己ベストの36本塁打、90打点、OPS.855をマークした実績があり、メジャー9年目の今季は130試合に出場して打率.260、24本塁打、66打点、OPS.816を記録した。ツインズとは6年4113万ドルの契約を結んでおり、来季が契約最終年となる。

一方、現在30歳のポランコはドミニカ共和国出身で、ケプラーと同じく2009年7月の入団からツインズ一筋のキャリアを過ごしている。2019年に自己ベストのOPS.841を記録してオールスター・ゲームに選出され、2021年にも33本塁打、98打点、OPS.826の好成績をマーク。メジャー10年目の今季は故障もあって80試合の出場にとどまり、打率.255、14本塁打、48打点、OPS.789に終わった。ツインズと結んだ6年3600万ドルの契約は来季がラストイヤーであり、2025年は年俸1200万ドルの球団オプション(バイアウト75万ドル)となっている。

ツインズは今季20試合以上に先発した投手が5人いるが、そのうちグレイがFAでカージナルス、前田がFAでタイガースへ移籍。現有戦力のクリス・パダックとルーイ・バーランドを加えることで先発5枚を揃えることはできるものの、アップグレードを目指している。ペイロール削減の方針のなかで先発補強に大金を投じることはできないため、実績十分の主力野手を放出して先発候補を手に入れようとしているようだ。

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