世界2位アルカラス、全豪オープンにコーチのフェレーロ氏が帯同せず

フェレーロ氏が手術により全豪オープンに帯同せず

世界ランク2位のカルロス・アルカラス(スペイン)のコーチであるファン・カルロス・フェレーロ氏は、左膝の関節鏡手術を受けたために来年最初のグランドスラムである全豪オープンに帯同しないとスペイン紙『マルカ』が報じている。

元世界ランク1位のフェレーロ氏は、アルカラスを15歳の時から指導。昨年の全米オープンでグランドスラム初優勝を果たすとともに、史上最年少での世界ランク1位に大きく貢献した。そして、今季は65勝12敗という戦績で6つのタイトルを獲得。ウィンブルドンでは今季グランドスラム3勝のノバク・ジョコビッチ(同1位/セルビア)を決勝で破り、年間グランドスラムを阻んでグランドスラム2勝目を挙げた。

今回の手術により、フェレーロ氏は2~3ヵ月は松葉杖をついた生活となるようで、全豪オープンでシーズンをスタートさせるアルカラスには帯同できないようだ。代わりのコーチとして、サミュエル・ロペス氏が帯同。3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズからチームに加わるという。

アルカラスは16日に拠点であるJCフェレーロ・テニス・アカデミーで、来季へ向けたトレーニングを始めており、同4位のヤニック・シナー(イタリア)との練習も予定。27日にはサウジアラビア・リヤドで開催される「リヤド・テニス・シーズン・カップ」でジョコビッチ(とエキジビションマッチを行う予定となっている。

これまで二人三脚でツアーを共にしてきたアルカラスとフェレーロ氏。来季はどのような戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

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