「将来はプロボクサー」沖縄・浦添市の小学2年・伊禮明愛さん ジュニア全国大会で優勝 連打繰り出し1ラウンドTKO勝利 ジム会長「とにかく気持ちが強い」

 沖縄県浦添市立当山小学校2年の伊禮明愛さん(8)=沖縄ワールドリングボクシングジム所属=が9月、東京・後楽園ホールで行われたボクシングの「第5回ジュニアチャンピオンズリーグ全国大会」で優勝した。11月27日に松本哲治市長を表敬訪問し、「将来はプロになりたい」と力強く宣言した。(浦添西原担当・比嘉直志)

 伊禮さんは9歳以下の女子25キロ級で、神奈川県の選手から2度のダウンを奪って、1回27秒TKO勝ちを収めた。連打を繰り出して圧倒した。

 優勝する自信があったという伊禮さん。小1からボクシングと空手を習い始めた。素早いフットワークを生かした戦い方で「しっかりガードすればパンチは怖くない」という。「全国大会を何連覇もして、将来は井上尚弥選手やジムに通っているお兄ちゃんたちみたいに強くなりたい」と夢を描く。

 同ジムの中真光石会長は「とにかく気持ちが強い。練習で悔し涙を流すこともあるが、自分で消化して乗り越えている」とたたえる。

 松本市長の前で切れのあるシャドーボクシングを披露し、驚かせた伊禮さん。松本市長は「好き嫌いなくご飯を食べて、上を目指して頑張ってほしい」と激励した。

中真光石会長(左)、松本哲治市長(右)と一緒にポーズを取る伊禮明愛さん=11月27日、浦添市役所

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