第15回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部、東京)の車いす女子シングルスクラス5で、盛岡市月が丘の岩手県職員佐々木美織さん(28)が県選手初の準優勝に輝いた。競技を始めて5年、パラリンピック出場者と激戦を展開。「絶対女王を倒す。その先に全日本優勝や世界大会出場がある」と目標を定め、技術を磨く。
一般社団法人日本肢体不自由者卓球協会が主催。11月25、26日に行われ、佐々木さんは障害が最も軽いクラス5に出場。リーグ戦で競い、パラリンピック4大会連続出場の別所キミヱさん(76)=兵庫県=ら4選手と対戦し3勝1敗の成績だった。
別所さんには1ゲーム目を大差で失うも「相手が苦手そうな場所を狙った」と2ゲームは16-14で取り返した。3、4ゲームは、ジュースの接戦に持ち込んだが地力で勝る「女王」に押し切られ、優勝を許した。