中日・清水達也投手、古巣「深谷ボーイズ」で野球教室 後輩にエールも 憧れの先輩「やっぱりすごい」

子どもたちとキャッチボールをする清水達也投手=埼玉県深谷市上敷免の明戸グラウンド

 プロ野球・中日の清水達也投手(24)が16日、埼玉県深谷市上敷免の明戸グラウンドで、硬式野球の深谷ボーイズを相手に野球教室を行った。この日スタートした「清水達也後援会」(島崎祐子会長)が主催した。子どもたちは憧れのまなざしだった。

 清水投手は深谷市出身。同市立藤沢小学校の時に深谷ボーイズで野球に熱中し、藤沢中学校2年から本格的に投手に。花咲徳栄高校では、2017年夏、エースとして第99回全国高校野球選手権大会での優勝に導いた。中日入り後、今年は日本代表に選出され、活躍している。

 野球教室では、子どもたちとキャッチボールをしたり、マウンドから実際に投げて5人と対戦したりした。打席に立った松本敢汰選手(6年)と石田拳士朗選手(5年)は「プロの球は、やっぱりすごい」と口をそろえていた。

 島崎会長は「達也君が花咲徳栄高に進学した時、藤沢中の校長だった。夢と志に満ちて輝くまなざしをしていた」と振り返った。清水投手からは今回、「志たかく夢に向かって頑張る少年少女を応援します」の幕が寄せられた。

 清水投手にとって、明戸グラウンドは思い出深い場所。「懐かしい場所で野球教室ができて楽しかった。深谷ボーイズには頑張ってほしい。僕も高い目標と夢を持ち続けている」と話し、子どもたちにエールを送っていた。

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