佐々木希が「アイのない恋人たち」で福士蒼汰の初恋相手役

佐々木希が、テレビ朝日系で2024年1月21日にスタートする連続ドラマ「アイのない恋人たち」(日曜午後10:00=ABCテレビ制作)に出演することが分かった。さらに、ドラマのメインビジュアルも公開された。

福士蒼汰が主演を務める「アイのない恋人たち」は、数多くのドラマで社会問題をテーマに置きながら、極上のエンターテインメントやラブストーリーを描いてきたヒットメーカー・遊川和彦氏によるオリジナル脚本で、「愛(あい)がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」、“アイが欠けている”登場人物が人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいくラブストーリーをおくる。

物語の舞台は、24年の東京。それぞれに訳ありな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとするアラサー男女7人は、恋愛にまるでいい思い出がなかったり、過去に大きな失恋を経験したりと、それぞれの理由により恋愛と距離を置き、恋人もいない状況だ。SNSやアプリでつながりやすくなったこの時代だからこそ、孤独を感じ、不安や苦悩と向き合っている。そんな彼らが求めるのは「人とのつながり」、言い換えれば「愛」でしかない。

主演の福士、ヒロインの岡崎紗絵を取り巻く同年代のキャラクターとして、これまで本郷奏多成海璃子前田公輝深川麻衣が発表されている。

佐々木が演じる稲葉愛は、自分に自信が持てず、婚活をしなければ結婚相手は見つからないと焦るアラサー女子。主人公と浅からぬ因縁を持ち、物語の重要な鍵を握る役どころだ。愛は、真和の高校の同級生で、初恋相手でもある。高校時代は学校のマドンナ的存在で、音楽の才能を生かしてピアニストを目指していた愛だが、15年後の今、当時の輝きはなく、レンタル彼女やクラブのホステスをしながら、一過性の恋と酒に溺れる日々を送っている。

登場する男女7人の中では1人だけ、結婚そして離婚歴のある愛。何かを内に秘めつつ、一見、陽気で軽薄な言動を見せる愛が、真和との偶然の再会をきっかけに、彼らを翻弄(ほんろう)しながら自身も変化を遂げていく。陰と陽、虚と実、多面性を備えた複雑な役どころに佐々木が挑む。

佐々木は「台本を読ませていただき、人間味のあふれる男女7人の群像劇がとても面白く、その中の1人『愛』というすてきな役をいただけたことがうれしかったです。久しぶりのお芝居の現場で緊張もありましたが、早く撮影現場に入りたいという気持ちが強かったです。スタッフの皆さまや共演者の方々とみんなで作品を作っていけることを、今から楽しみにしています」と期待を寄せ、「過去の苦労や失敗で、どう生きていけばいいのか葛藤する孤独な姿と、心の闇を隠すために人一倍明るく振る舞う姿を丁寧に演じ、その時、一瞬一瞬の感情を大切にしたいと思います」と演じるキャラクターへの思いを明かした。

また、「アイのない恋人たち」というタイトルにちなみ、自身で「○○にはアイがあるなあ!」と感じることは、「普通のことですが、子どもへの愛は無償です。けんかもしますが、寝ているところを見ていると、あと何年こうしていられるのだろうと寂しさも込み上げてきます。早すぎますが(笑)。あとはナチュラルワインに対しても愛があります。時間ができたらワイナリー巡りがしたいです!」と声を弾ませ、さらに学生時代に憧れていた存在は「浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんです! お二人は私の青春です」と回答。

最後にあらためて「男女7人それぞれが、孤独を抱え、もがきながらも“アイ”に支えられて前に進む姿を、ぜひ見届けていただけたらと思います。きっと7人の言葉や行動に共感していただけると思います」とドラマの見どころを伝えている。

なお、このたび公開されたメインビジュアルは、アラサー男女7人の不器用で不格好なドラマの世界観をパズルのピースで表現。はまらないパズルのピースと、うまくいかない恋愛のもどかしさを重ね合わせた絵柄になっている。

© 株式会社東京ニュース通信社