日本生命、5万人を7%賃上げへ 営業職員が対象、2年連続高水準

インタビューに応じる日本生命保険の清水博社長

 日本生命保険が2024年度、約5万人の営業職員を対象に7%程度の賃上げを実施することが18日、分かった。2年連続で高水準の賃上げとなる。清水博社長(62)が共同通信のインタビューで明らかにした。採用の競争力を高めるとともに、処遇改善で人材の定着を図る。

 営業職員の人件費にかかる予算は2年間で約200億円膨らむことになるが、社員の働く満足度を高めることが顧客の満足度向上につながるとして「生産性の高い仕事をしてもらえる」と狙いを語った。

 事務職など内勤職員についても賃上げを前向きに検討する。清水氏は上げ幅の考え方について「足元の物価上昇率を参考に決めたい」と説明した。

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