イタリアが2025大阪・関西万博のパビリオン建設に着手する最初の国に

イタリアが2025大阪・関西万博のパビリオン建設に着手する最初の国に

【ローマ2023年12月18日ANSA=共同通信JBN】

-タヤーニ副首相兼外相・国際協力相:「日本との緊密なパートナーシップのおかげで達成された重要な結果」-

イタリアパビリオンの建設に向けた起工式は12月19日、2025大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲で行われます。
イタリアは約160の参加国の中でパビリオンの建設を開始する最初の国であり、2023年内に建設を開始する唯一の国でもあります。

イタリアのアントニオ・タヤーニ(Antonio Tajani)副首相兼外務・国際協力相は、「この式典により、イタリアは2025大阪・関西万博での建設に着手する最初の国になります」と述べ、「これはイタリアと日本の素晴らしいパートナーシップのおかげで達成された、非常に重要な結果です。イタリアパビリオンは、成長のための優れた外交の媒体になるでしょう」と付言しました。

2025大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルであるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)大使は、「私たちは、この最初の国という成果を誇りに思います」と述べ、「資材コストが当初の経費見積りから約20%上昇するという困難な国際情勢の中で、イタリアは日本企業との緊密な協力関係のおかげでスケジュールを守ることができています」と加えました。

実際のところ、サプライチェーンに大きな問題がある現在、この起工式は2025大阪・関西万博においてイタリアの重要かつ最初の節目になります。このような困難な状況にもかかわらず、イタリアは重要な日本企業である西尾レントオール株式会社と株式会社乃村工藝社との緊密な協力により、予算が増えることなくスケジュール通りに全速力で進んでいます。

12月19日の「鍬入れ(くわいれ)」式にはイタリア・コミッショナージェネラルのバッターニ氏のほか、吉村洋文大阪府知事と石毛博行日本国際博覧会協会事務総長も出席し、建築家マリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏が設計したパビリオンの敷地に伝統的な鍬を打ち込みます。イタリアパビリオンには、教皇庁(The Holy See)を迎えるためのスペースも初めて用意されます。

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka