「この上ない名誉」生え抜きマクトミネイがリバプール戦の主将担当に喜び…勝ち点1死守にも言及

少年時代からユナイテッドひと筋のマクトミネイ[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイがリバプール戦を振り返った。

17日、ユナイテッドは宿敵リバプールとのノースウェスト・ダービー(プレミアリーグ第17節)を敵地アンフィールドで戦い、0-0のドロー決着。シュート数5-29と圧倒されたなか、かろうじて勝ち点「1」を積み上げた。

この一戦では主将のMFブルーノ・フェルナンデス、昨シーズンまでの主将であるDFハリー・マグワイアが欠場。アカデミー育ちの生え抜きMFマクトミネイがゲーム主将として90分間戦い抜いた。

内容に乏しい一戦ではあったものの、8日に27歳を迎えたばかりのマクトミネイは試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューで、ナショナルダービーでの主将担当を素直に喜んだ。

「このユナイテッドで一度、そして今回で二度…キャプテンを任された。間違いなくキャリア最大の栄光だよ」

「このクラブで少年時代から育ち、あらゆるプロセスを通過してきた僕だ。この上ない名誉だし、今この立場にいることを感謝しているよ。さらに上を目指すべきとのメッセージとも言えるね」

一方で、試合内容にも言及。「まず、負傷者が多すぎる…明らかに本来のプレーリズムで戦えていない」と前置きしながらも、士気低下に繋がりかねない言葉を極力避けた。

「今日の試合を迎えること自体が簡単ではなかったし、落ち着いて団結してキックオフを迎える必要性がいつもより高かったと言える。チャンスがなかったわけじゃない。相手にダメージを与えれそうなシーンもあった」

「より多くのチャンスシーン、シュートシーンを作れなかったことに対し、適切に落胆しなきゃいけない。負けなかったことをポジティブに捉えてもいいけど、勝てなかった以上は満足できないよ」

「ユナイテッドの一員として戦うプレッシャーの大きさたるや普通ではないんだ。毎週毎週、誰ひとりケガをせず、躊躇なくボールを持ってプレーできて…それは今日ここに来た全員の目標でもある」

「今ケガをしている選手たちは、戻ってきた時に優れたパフォーマンスをすべく、やるべきことを必死にやっているよ。この事実をベースにチームを積み上げたい」

マクトミネイは最後に、いよいよ立場が危うくなってきたとも言われるエリク・テン・ハグ監督への信頼も付け加えた。

「他のインタビューでも言ったけど、僕たちは監督を信頼しているよ。他に言うべきことはほとんどない。全選手・全スタッフがユナイテッドのために全力を尽くしているんだ。彼(テン・ハグ監督)は素晴らしい人格者、素晴らしいコーチ。ユナイテッドを良い方向へ導くことができる」

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