全町民に4千円分の商品券 和歌山県串本町、物価高騰対策で

串本町役場(和歌山県串本町)

 和歌山県串本町は来年1月、全町民を対象に商品券を1人当たり4千円分配布する。物価高騰の影響を受ける町民の支援が目的。

 商品券を配布する生活支援事業は第7弾となった。15日の町議会12月定例会で、町が事業を盛り込んだ一般会計補正予算案を追加提案し、可決された。事業費は6259万6千円で、国庫支出金などを充てる。

 商品券の引き換えは、1月15~31日、町内の12カ所の郵便局で受け付ける。15日は江田、田子、樫野の集会場や旧養春小学校でも引き換えできる。引換券は年明けから順次郵送する予定。商品券の利用期限は2月29日まで。

 串本町議会は15日、2023年度一般会計補正予算案など追加提案や22年度各会計の決算認定を含む計43件を原案の通り可決、採択して閉会した。

 この日、清水健太郎議員(無)から、個人情報漏えいに関する再発防止のための調査を求める動議が提出されたが、賛成少数(賛成2人)で否決された。

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