園児含む10人けが こども園の送迎バス 中央分離帯を乗り越え 対向車線の4台と衝突【現場の状況を解説】

18日午後2時半ごろ、東広島市鏡山北の市道で、目撃者から送迎バスが車と衝突していると通報がありました。警察によりますと、送迎バスは乗用車など4台と衝突したということで、園児5人を含め合わせて10人がけがをしたということです。園児は軽傷で、送迎バスの運転手が重傷の見込みということです。

警察は、送迎バスが中央分離帯を乗り越えて、対向車線の車と衝突したとみて調べています。

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情報をまとめてお伝えします。現場は東広島市の市道で「ブールバール」と地元のみなさんから呼ばれていて、広島大学(西条キャンパス)に向かう際によく使う道ではないかと思われますけれども、その道沿いで起きました。

現場から記者がお伝えしましたように、園児を乗せたバスはいったん中央分離帯を乗り越えて、対向車線の車計4台と衝突をして、そしてもう一度、中央分離帯に乗り上げるという形でこのあたりの木にぶつかっているという状況がうかがえます。

― 一度、対向車線の方に行っているわけですね。
そうなんです。逆走している状況がしばらく続いていたということで、事故に遭わなかった車もあるようなんですけれども、運転している方は恐ろしい状況だったんじゃないかと思われます。

10人のけが人という情報が入っています。当初、12人が搬送されました。その搬送された12人の内訳なんですけれども、園児が5人、そして引率していた先生が1人。今、新しく入った情報で「認定こども園」の送迎バスだという情報が入っています。衝突した乗用車に乗っていた5人も搬送されています。

そして、バスの運転手1人が搬送されているんですが、この運転手が事故当初、はさまれているという状況があり、救助活動なども行われました。病院に搬送されたんですけれども、この運転手が重傷見込みだという情報が入っています。

― 園児5人、先生1人、そして運転手1人がバスに乗っていたと。衝突した乗用車が4台で、その中の人数が5人ということですね。
今、聞いている情報では車2台に乗っている2人と3人で合わせて5人ということなので、4台全ての乗用車にけが人がいるわけではないんですけれども、合わせて5人ということになっています。

園児5人(3歳~6歳)のけが 警察発表
男の子3人 女の子2人
全員が打撲のけが 口を切って前歯を折った子も

園児は、3歳から6歳の5人です。警察によりますと、そのうち男の子が3人、女の子が2人ということで、全員が打ぼくなどのけがをしたということです。軽傷という形にはなるんですけれども、中には口を切って前歯を折ってしまった園児もいるという情報も入っています。

衝突した車ですが、当初は送迎バス以外に5台いるという情報がありましたけれども、1台は直接、衝突していませんでした。現場に停車していたので当初、合わせて5台が送迎バスとぶつかったというふうにお伝えしたんですが、新しい情報では送迎バス1台に乗用車2台、そして軽乗用車が2台の合わせて5台が衝突したという状況です。

上空からの映像です。事故をした送迎バスのほかに車が数台このように止まっているところがあります。これが、対向車線を走っていた車で、バスはちょうどこのあたりから中央分離帯を越えて対向車線に入っていきまして、それぞれの車にぶつかったというふうにみられています。

このように木が倒れている様子がわかります。バスが木をなぎ倒して、この方向から入ってきたのではないかとみられています。その後、対向車線を進みながら、ほか4台の車とぶつかっていったということがうかがえます。

まず乗り越えるということがふつう考えたらありえないことですし、その後、しかもぶつかりながら、前から向かってくるという状況を考えると、みなさん、怖かったんじゃないかなというふうに思います。対向車線を走っていて、ぶつかったそれぞれの乗用車なんですけれども、乗っていたみなさんには子どもはいないということで、それぞれ成人の方だったという情報が入っています。いずれも軽いけがだということです。

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