宮城県立精神医療センターの分院設置案 精神科病院協会が宮城県に質問状

宮城県立精神医療センターの本院を富谷市に、分院を名取市に置く県の案について、宮城県の精神科の病院などでつくる協会が県に対し「本院と分院の役割分担をどう考えているのか」などを問う質問状を送りました。

県は4病院再編構想の中で、県立精神医療センターの本院を富谷市に、分院を名取市に置く方針を示しました。

これに対し、宮城県の精神科の病院などでつくる県精神科病院協会は、県に対し質問状を送りました。

協会は「分院の病床が減らされれば、県南の精神科医療の基幹的な役割を担うことが難しい」ことや「本院と分院で拠点が2つになれば経営悪化が予想される」ことなどを課題に挙げた上で「本院と分院の機能分化や人員の配分をどう考えているか」「分院が県南の基幹的役割を担い、地域包括ケアを維持するには何床が適当と考えるか」質問しています。

協会では、12月末までに回答するよう県に求めています。

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