先月から運休している「坊っちゃん列車」の運行再開に向けた、検討会の初会合が開かれ、伊予鉄側は運行にかかるコストを松山市が負担するよう求めました。
松山市が設置した「坊っちゃん列車を考える会」の初会合には伊予鉄グループの他、観光や経済団体の代表者らが出席しました。
坊っちゃん列車は運転士不足などを背景に先月から運休していますが、観光の目玉の一つとして人気を集めていたことから運行再開を望む声が上がっています。
非公開の会合のあと伊予鉄グループの清水一郎社長は、累積の赤字が14億円に上っていることを明らかにした上で、松山市に対して、運行に必要なコストを負担するよう求めたということです。
一方、市側は市によるコストの負担は運行再開にむけた手段の一つとする認識を示し、今後関係する団体でどのような支援ができるか検討したいと話しています。