17日に開催された中村俊輔氏の引退試合に、予告も無く真のサプライズで登場した中田英寿氏。
残念ながらユニフォームを着てピッチに立つことはなかったが、三ツ沢球技場でかつての戦友を労った。
最近ではサッカーと距離を置いているようにも見える中田氏。2006年の現役引退後にユニフォーム姿を披露した回数はそれほど多くない。
ここでは、その中から「7つの出場試合とユニフォーム姿」をご紹介しよう。
香港返還10周年記念試合
香港返還10周年記念試合 FIFA世界選抜 vs 中国選抜
サプライヤー：adidas
香港の中国返還10周年を記念して2007年7月1日に香港スタジアムで開催されたエキシビションマッチ。同年6月の慈善試合に続き、現役引退後2度目のユニフォーム姿となった。
元フランス代表クリスティアン・カランブー、元イラン代表アリ・ダエイといった選手たちも名を連ねた世界選抜のキャプテンとして戦っている。
+1 FOOTBOOL MATCH
+1 FOOTBOOL MATCH JAPAN STARS vs WORLD STARS
サプライヤー：adidas
自身が主催したチャリティマッチ『+1 FOOTBOOL MATCH』でのJAPAN STARSのユニフォーム。中田氏の呼びかけに応じて集まった豪華なメンバーによる一戦は、2008年6月7日に行われている。
釜本邦茂監督率いるJAPAN STARSには、曽ヶ端準、秋田豊、山口素弘、奥大介、前園真聖など。対するWORLD STARSの監督はジョゼ・モウリーニョで、マティアス・アルメイダ、クラレンス・セードルフ、パトリック・エムボマ、マルコ・マルキオンニ、パオロ・モンテーロ、洪明甫（ホン・ミョンボ）といったメンバーが集まった。
グローバル・レジェンド・マッチ
グローバル・レジェンド・マッチ TEAMカンナヴァーロ vs TEAMフィーゴ
サプライヤー：Nike
2014年12月5日にタイの首都バンコクに豪華なメンバーが集結して行われたレジェンドマッチ。中田氏はTEAMカンナヴァーロのメンバーとして出場した。
ファビオ・カンナヴァーロとルイス・フィーゴのチームによる一戦はスコア8-5でTEAMフィーゴが勝利。双方合わせて13ゴールが飛び出す乱打戦となった。ちなみにこの試合を裁いた主審は、名審判として知られたハワード・ウェブ氏。
奥大介 追悼試合
奥大介 追悼試合 ～Daisuke OKU MEMORIAL MATCH～
サプライヤー：Puma
2014年10月17日に不慮の事故でこの世を去った元日本代表MF奥大介氏の追悼試合（2015年1月18日開催）でのユニフォーム。
「Jアミーゴス」vs「横浜フレンズ」という形式で行われた試合は4-2で「Jアミーゴス」が勝利。サックスブルーのユニフォームを着た中田氏は「Jアミーゴス」のメンバーとしてスタメン出場し、ハーフタイムで退いている。
Match Against Poverty
ロナウド・ジダン＆フレンズ vs ヤング・ボーイズ オールタイム・チーム
サプライヤー：adidas
2013年の台風により甚大な被害を受けたフィリピンを支援するチャリティマッチでのユニフォーム。
2014年3月4日にフィリピンで行われた試合では、元フランス代表ジネディーヌ・ジダンと元ブラジル代表ロナウドを中心としたフレンズチームと、スイスの名門ヤング・ボーイズのオールタイム・チームが対戦。スコア8-6でフレンズチームが勝利した。
中田氏はフレンズチームの一員として出場。なお、ヤング・ボーイズには当時所属していた久保裕也（FCシンシナティ）も出場している。
ペルージャ PER 仙台
東日本大震災 チャリティマッチ Perugia per Sendai
サプライヤー：Errea
2011年3月に発生した東日本大震災のチャリティマッチ。被災地の仙台市が2002年日韓W杯でイタリア代表のキャンプ地だったことから開催された。Erreaのユニフォームを着る中田氏はかなり珍しい。
2011年5月23日にペルージャの本拠地レナト・クーリで行われたペルージャのOB選手選抜チーム同士による一戦に中田氏は出場。「ヒデがレナト・クーリに帰還」と話題となった。
なお、この試合には当時インテルに所属していた長友佑都（FC東京）も出場している。
Canon Cup
Canon Cup 2011 キッチー vs ビジャレアル
サプライヤー：Nike
実はあまり知られていない試合かもしれない。ペルージャで行われた試合の4日後、中田氏は香港でもう一つの東日本大震災チャリティマッチに出場している。それが「Canon Cup 2011」だ。
この試合は香港リーグの名門キッチー（傑志）とスペインの名門ビジャレアルによる一戦で、2011年5月27日に香港スタジアムで開催。試合は3-0でビジャレアルが勝利した。
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ゲスト選手として招待された中田氏は当初キッチー側だけでプレー予定だったが、ビジャレアル側からも誘われて急きょ前後半でチームを変更。前半は80番を付けてキッチーで、後半は7番を付けてビジャレアルでプレーした。
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