創設から30周年を迎えたJリーグ。これまで数々のクラブがタイトルに輝いてきた。
今回はついに新スタジアムのオープンが近づいているサンフレッチェ広島の歴史から「最強の日本人選手」5名を選んでみた。
高木琢也
生年月日:1967年11月12日
1991年にフジタから前身のマツダに加入し、サンフレッチェ広島創設後もエースとして君臨した「アジアの大砲」。188cmの体格を生かしたヘディングやポストプレーで攻撃の中心となり、1997年にヴェルディ川崎へと移籍するまでJリーグ151試合に出場した。
日本代表でも広島で行われたアジアカップにおいて決勝のサウジアラビア戦でゴールを決める活躍を見せ、初優勝に大きく貢献した。引退後もJリーグで長く指導者を務め、横浜FC、東京ヴェルディ、V・ファーレン長崎、大宮アルディージャ、SC相模原を率いた。
佐藤寿人
生年月日:1982年3月12日
サンフレッチェ広島における最強の日本人ストライカーといえば佐藤寿人に他ならない。ジェフユナイテッド市原の下部組織で育ち、セレッソ大阪とベガルタ仙台への移籍を経て得点力が開花した。
2005年にサンフレッチェ広島へと加入すると12シーズンに渡ってエースを務め、2008年には2部に降格したチームを救うためにキャリア最高となる28ゴールを奪取。見事1年での昇格に成功している。
青山敏弘
生年月日:1986年2月22日
作陽高校から2004年にサンフレッチェ広島へ加入して以来、19年にわたって所属し続けているワン・クラブ・マン。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でボランチとして大ブレイクを果たし、堅実な守備と正確無比のロングパスで長くチームの中心となった。
後にキャプテンも務めピッチ内外で重要な役割を果たしており、手厚いファンサービスでサポーターからも高い人気を誇った。Jリーグでは19年で477試合に出場、20ゴールを決めている。
槙野智章
生年月日:1987年5月11日
奇妙なゴールパフォーマンスや特殊なトリックPKなどサンフレッチェ広島に数多くの話題をもたらした槙野智章。若くしてレギュラーに定着し、強烈な得点への意欲を見せるディフェンダーとして攻守両面で貢献した。
2010年に海外へ移籍したためサンフレッチェ広島には5シーズンのみの在籍であったが、ピッチ内外の影響力を含めて「最強」の一角に加えて然るべき選手だ。
西川周作
生年月日:1986年6月18日
大分トリニータで高卒1年目からJリーグでレギュラーを奪取し、それから長く日本屈指の守護神であり続ける西川周作。ゴールキーパーにしては小柄な体格であるが、それを補って余りある反射神経とボールを扱う技術、そして正確なキックで名を馳せた。
サンフレッチェ広島には2010年に加入し、浦和へ移籍するまでの4シーズン在籍。その間にJリーグ2連覇という偉業を達成し、クラブの歴史に名を残した。