ロシア金融監視庁は18日、ロシアの人気作家で日本文学研究者のボリス・アクーニン氏を「テロリスト・過激派」のリストに登録した。インタファクス通信によると、銀行口座が凍結され、金融サービスを受けられなくなる。同氏はウクライナ侵攻に反対の立場を公言していた。
タス通信は治安当局者の話として同日、ロシア軍に関する虚偽情報を流布し、信用を失墜させた疑いで、アクーニン氏に対する捜査が始まったと報じた。
ロシアの出版大手ASTは先に、侵攻に関する不適切な発言があったとしてアクーニン氏の作品の出版を停止すると発表。書籍販売大手も販売停止を決めた。アクーニン氏はロンドンを拠点に活動している。(共同)