「敵対行為停止」採決延期 ガザ情勢で安保理

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は18日、パレスチナ自治区ガザへの援助物資搬入の促進を目的に「敵対行為の早急で持続的な停止」を各当事者に求める決議案の採決を、当初予定の18日から延期した。議長国エクアドルが明らかにした。決議案を提出したアラブ首長国連邦の要請で、19日(日本時間20日)採決で調整している。

 イスラエルを擁護する米国の決議案への対応が焦点となっており、米国などとの交渉に時間が必要だと判断したとみられる。米国は安保理で10月と今月、拒否権を発動してガザ情勢に関する決議案を否決させた。

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