茨城県神栖市波崎の市立波崎西小(長峰裕之校長)で18日、校内で栽培しているセンリョウの収穫作業が行われ、5年生25人が枝の切り落としや選別、束作りなどを体験した。
センリョウは正月の縁起を担ぐ飾り物として、同市が出荷量日本一を誇る。児童は波崎千両出荷組合メンバーの指導を受けながら、「がくや」と呼ばれる生育場で、赤い実をつけた枝をはさみで切り落とした。体育館に運んだ後は、赤い実がよく見えるよう余分な葉を落としたり、数本をまとめて束ねたりした。
収穫したセンリョウは20、21の両日、同校で販売予定。5月からセンリョウの生育を見守ってきた野中遥仁君(10)は「美しく立派になってくれてうれしい。『僕たちが大切に育てたんです』とPRしたい」と話した。