世界一に輝いたレスリング・鏡優翔選手(宇都宮市出身)に「県スポーツ功労賞」

 9月にセルビアで行われた、レスリング世界選手権女子76キロ級で優勝した宇都宮市出身の鏡優翔選手に、18日、知事特別表彰の「県スポーツ功労賞」が贈られました。

 鏡選手は宇都宮市出身の22歳で、東洋大学の大学生です。小学1年生の時に下野市内のクラブでレスリングを始め、中学3年に進級する時にJOCエリートアカデミーに入校するため都内の学校に転校しました。

 2年連続2度目の出場となった9月にセルビア・ベオグラードで行われた世界選手権では、女子76キロ級決勝でキルギス代表選手を破り初の女王に輝きました。

 この大会は、来年(2024年)のパリオリンピックの予選も兼ねていて、鏡選手は日本代表に内定しています。

 これを称え、18日に県庁で授与式が行われ、福田富一知事から表彰状と記念のトロフィーが手渡されました。鏡選手の県スポーツ功労賞受賞は初めてです。また、JA全農とちぎからは、県産の米やイチゴなどの農産物が贈られました。

 福田知事は「パリオリンピックの後も、金メダルを首から下げてここに来てください」と激励しました。

 鏡選手は「世界選手権は、小さいころからの目標だったオリンピック出場が掛かっているなか、精神力を発揮できたのが勝てた要因です」と振り返った後、「パリでも金メダルが取れるように頑張ります」と誓いました。

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