パイレーツがさらなる先発補強 左腕ペレスと1年800万ドルで合意

先日ブレーブスとのトレードで左腕マルコ・ゴンザレスを獲得したパイレーツがさらなる先発補強に動いた。日本時間12月19日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、パイレーツはレンジャーズからFAとなっていた左腕マーティン・ペレスと1年800万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。パイレーツ先発陣は若手が多く、2ケタ勝利6度の実績を誇る32歳のペレスは、ゴンザレスとともに「経験豊富なイニングイーター」として若手に好影響を与え、先発ローテーションを支える働きが期待されている。

ペレスはメジャー12年目の今季、レンジャーズで35試合(うち20先発)に登板して141回2/3を投げ、10勝4敗、2ホールド、防御率4.45、93奪三振を記録。2022年にオールスター・ゲーム初選出を果たす活躍を見せたため、今季も開幕から先発ローテーションの一角を担っていたが、レンジャーズがトレード・デッドラインでマックス・シャーザーとジョーダン・モンゴメリーを補強したことにより、ローテから弾き出され、8月以降は主にロングリリーフ要員として起用されていた。

2012年にレンジャーズでメジャーデビューすると、2018年オフにFAとなり、ツインズへ移籍。2020~21年はレッドソックスでプレーし、2022年から再びレンジャーズの一員として活躍していた。メジャー12年間で通算85勝81敗、5ホールド、防御率4.44を記録。2013年、2016年、2017年、2019年、2022年、2023年と6度の2ケタ勝利をマークしており、2022年には自己ベストの防御率2.89でリーグ8位にランクインした。

パイレーツはJT・ブルベイカーがトミー・ジョン手術のリハビリで来季開幕には間に合わず、ヨハン・オビエドはトミー・ジョン手術で来季全休の見込み。エースのミッチ・ケラー以外に計算できる先発投手がおらず、補強が急務となっていた。実績のあるゴンザレスとペレスを加え、先発5枠のうち3枠は確定。残りの2枠をルイス・オルティス、ベイリー・フォルター、ロアンシー・コントレラス、クイン・プリースターといった若手が争うことになりそうだ。

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