ワカ獲得のロイヤルズ 右腕ヒーズリーをオリオールズへトレード

日本時間12月19日、ロイヤルズはマイケル・ワカの獲得を正式に発表したが、すでにロースターの40人枠がフルに埋まっているため、ロースターの枠を空ける必要が発生。そのための動きとして、オリオールズへジョナサン・ヒーズリーを放出し、18歳の右腕セザー・エスピナルを獲得するトレードを成立させた。ロイヤルズがトレードを成立させるのは、ここ5日間で3件目。セス・ルーゴとクリス・ストラットンの獲得を正式発表するときにもトレードによってロースターの枠を空けている。

オリオールズへ移籍することになったヒーズリーは26歳の右腕。2018年ドラフト13巡目指名でロイヤルズに入団し、2021年9月にメジャーデビューを果たした。メジャー2年目の昨季は21試合に先発して104イニングを投げ、4勝10敗、防御率5.28、70奪三振を記録。今季は先発登板の機会は1度もなく、12試合に登板して1ホールド、防御率7.20に終わった。マイナーAAA級でも32試合(うち15先発)で2勝5敗1セーブ、1ホールド、防御率6.85と今一つのパフォーマンス。マイナー・オプションが残っているため、来季はAAA級での開幕が濃厚だ。

ロイヤルズが獲得したエスピナルは2022年6月に国際アマチュアFA選手として契約した18歳の右腕。プロ2年目の今季はドミニカ共和国のサマー・リーグ(マイナーのルーキー級に相当)で9試合(うち8先発)に登板し、2勝1敗、防御率3.18を記録した。ロースターの40人枠外の選手であるため、ロイヤルズはヒーズリーを放出してエスピナルを獲得することにより、40人枠内の人数を1人減らし、ワカを登録することが可能になった。

ロイヤルズはルーゴ獲得を正式発表する際に、テイラー・クラークをブリュワーズへ放出。ストラットン獲得を正式発表する際には、エドワード・オリバレスをパイレーツへトレードした。まだハンター・レンフローの獲得が正式に発表されていないため、その枠を空けるために、もう1件トレードが行われる可能性もありそうだ。

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