テスラ、来年10%賃上げへ 米報道、ネバダの車載電池工場で

テスラのロゴ(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラが、米西部ネバダ州にある車載電池工場で働く時給制従業員の給料を、来年1月から約10%引き上げることが18日、分かった。米CNBCテレビが内部資料などを基に報じた。

 米自動車産業の賃上げを巡っては、全米自動車労働組合(UAW)がゼネラル・モーターズなど「ビッグスリー」に対するストに踏み切り、25%の賃上げといった大幅な待遇改善を獲得。UAWは組合活動をテスラなど他メーカーにも広げる方針を示しており、テスラの賃上げは組織化に対抗する狙いがあるとみられる。

 賃上げの動きは他メーカーにも広がっており、人材流出を防ぐ狙いもありそうだ。

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