沖縄県出身のタレントで現在は東京都内で会社員生活を送る前田ロマーシアさん（31）が、投稿サイト「note」につづった「体型に関する話」がにわかに反響を呼んでいる。
摂食障害で体重が30キロ台まで激減した中学時代に芸能事務所にスカウトされ、卒業後にタレント活動をスタート。体形が戻っていった高校3年の時、沖縄の民放バラエティー番組に起用されて人気者になった。
今は身長159センチ、体重74キロ。〈痩せていようが、太っていようが、私という人間の価値は変わらないのだ。それなのに、なんで他人から体型のことであーだこーだ言われなきゃいけないんだ?〉。心の叫びを記した投稿には、共感の声が寄せられた。
社会が決めた理想的な体形や外見に縛られず、ありのままの自分の体を前向きにとらえる「ボディー・ポジティブ」の言葉が広く知られるようになった。前田さんは「私は私。他人の評価ではなく、私はどうありたいか、私自身の心の声に耳を澄ましたい」と実感を込める。
