週の後半はいっそう寒く 日本海側中心に大荒れ 平地も大雪のおそれ

 きょう(火)午後は西日本で雲の広がる所が多く、真冬並みの寒さが続きそうだ。また、九州は北部を中心に、平地でも雪の積もる所がある見込み。あす(水)は北陸や北日本で雨や雪の強まる所があり、寒気が流れ込む西日本は、午後は次第に風が冷たくなりそうだ。強い寒気の影響で、週後半にかけては日本海側で大雪や猛ふぶきとなるおそれがあり、全国的に厳しい寒さに見舞われるので注意が必要となる。

より寒く 荒れる

 低気圧が南海上を進む影響で、西日本の太平洋側は今夜にかけて、冷たい雨や雪が降る見込み。九州は北部を中心に、夕方にかけて平地でも雪の積もる所があるため、車の運転などは注意が必要だ。北陸や北日本は低気圧の接近に伴い、今夜は雪や雨の範囲が広がる予想で、あす(水)にかけて北陸を中心に雷を伴う所がある見込み。落雷や突風に対して注意が必要だ。

 あす(水)午後は、上空の寒気が西回りで流れ込む見通し。このため、西日本の日本海側は、北陸あたりより早いペースで気温が下がり、夜以降は平地でも雪の降る所が多い見込み。その後、21日(木)~22日(金)にかけては、九州南部や四国など太平洋側にも雪雲が流れ込み、全国的にいっそう冷え込みが強まる見通し。

 日本海側は週の後半にかけて、西~北日本の広い範囲で大荒れの天気が続き、山沿いを中心に平地でも大雪のおそれがある。急な積雪増加や猛ふぶきによる交通障害、農作物や農業施設への影響、着雪による停電、風呂場におけるヒートショック、太平洋側は空気の乾燥などにも注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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