電動化時代を見据えた、大幅改良モデルを投入。新型レクサス「UX」を発売

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レクサスは、新型「UX300h」「UX300e」の国内仕様車を発表した。「UX300h」は2024年1月上旬頃、「UX300e」は1月下旬頃の発売を予定している。「UX300h」の価格は455万9000~565万7000円、「UX300e」の価格は650~705万円。

●まとめ:月刊自家用車編集部

内燃機モデルは廃止、HEVとBEV中心のラインナップへ

今回発表される新型UXは、カーボンニュートラル時代の実現に向けて、全モデルをバッテリーEVとHEVを含む電動車モデルのみのラインナップに刷新。さらに走りや先進装備を中心に改良が実施されている。

まずHEVモデルは、高出力モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた新開発のハイブリッドシステムを採用。低燃費(26.3km/L)を達成しながらも、システム出力が135kWから146kWに向上している。

それに従いモデル名称を従来の「UX250h」から「UX300h」に変更された。

BEVモデルの「UX300e」は、2023年3月の改良により実現した走りの深化や航続距離512kmに加え、急速充電時間を約25%短縮することで、利便性の強化が図られた。

また両モデルとも、レクサスセーフティシステム+の進化に加えて、液晶メーターを12.3インチにサイズアップ。ほかにもラジエーターサポートブレース追加やロアバックパネル下端のガゼット追加等により、ドライブフィールの向上が図られている。

ボディも制振剤・遮音材を適正配置することで、ロードノイズの低減や静粛性向上を実現した。

新型は、トヨタテクニカルセンター下山で走り込むことで、走りの質を徹底追求。安心とゆとりを高めた奥深い走り味の進化が図られた。
加速度センサーを用いることで、ドライバーの意図を読み取り、制動力と駆動力を統合制御。よりクルマとの一体感を感じるコントロール性を実現している。

ラジエターサポートブレースの追加やロアバックの強化など、ボディ剛性の強化も図られている。

ルーフ減衰材高減衰タイプへ置き換え、ダッシュパネルなどの制振材を最適化したことで、キャビン静粛性も向上。
駆動用電池クーラーの搭載でバッテリー電池温度をより柔軟にコントロール。電池寿命の改善が図られるなど、電源マネジメントの進化も見どころのひとつ。従来タイプに比べると充電時間が約25%短縮されるなど「UX300e」の充電システムも進化した。

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