J1初優勝を成し遂げたヴィッセル神戸でスポーツディレクターを務める永井秀樹氏が、PIVOTのYouTubeチャンネルで木崎伸也さんらと語り合った。
ヴィッセルでは海外での経験も豊富な大迫勇也や武藤嘉紀が「試合中に笑うな」と若手選手たちに説教したことが話題になった。
ヴェルディの黄金時代を知る52歳の永井氏は、その件についてはこう述べていた。
「(大迫や酒井高徳がロッカールームでかなり厳しいことを言っていたという話は)その通りですね。
傍から見ると本当に厳しいこと言ってるなと見えるかもしれないですけど。僕の経験のなかからいくとあの当時のヴェルディがあるので、そこからすると全然かわいいものだなと思いますし。でも、やっぱりすごい大事なところだったなと感じていました。
志の高さっていうところで、全選手が同じところにあるかっていうのがまずあるじゃないですか。そして、目標に対する熱量の問題だったりというところもどうしても個人差があるので。そこに関しては、いまのヴィッセルはすごい高いところにあるかなと思っています」
「(若手は委縮しないのか?)正直なところをお話ししますと、シーズンが終わって個人面談をしていると、やっぱり、若手・中堅は結構そういう声が聞こえたんですよ。要求がきつすぎる、自分たちが伸び伸びできないみたいな。
でも、僕はあの当時のヴェルディは本当に厳しかったので、そこからするといや別にそれ普通でしょというのも感じていましたし。
もちろん、若手・中堅選手の思いや気持ちも分からんでもなかったので、そこはうまく調整していけたらいいなあとは思いながらやってはいたんですけど」
若手・中堅選手たちからは要求が厳しいベテラン勢への不満も漏れていたとか。
ただ、ヴェルディで育った永井氏からすると大迫らの言動はかわいいもので、プロとしてはむしろ当然だとも感じているようだ。