山本への「3億ドル提示」は誤報 「条件提示はこれから」と米記者

一部では「3億ドルを超えるオファーが提示されている」という報道もあった山本由伸の争奪戦だが、どうやら誤報だったようだ。日本時間12月19日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、山本の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が各チームに対して年俸などの条件面を交渉しないように通達していることをリポート。まだ各チームから山本への条件提示は行われていないとみられる。ただし、早ければ日本時間12月19日にも条件提示が始まる見込みであり、いよいよ争奪戦が本格化することになりそうだ。

多くのチームが山本獲得に興味を示すなか、日本時間12月18日には「レッドソックスとジャイアンツがすでに3億ドルを超えるオファーを提示している」という情報が球界を駆け巡った。しかし、パッサン記者は「それは不正確な情報だ」とし、まだ各チームからの条件提示は行われておらず、早ければ日本時間12月19日から正式な条件提示が行われる見込みであることを伝えた。山本と各チームのここまでの面会は、いかに山本を評価しているか、いかに山本を必要としているか、といったことを各チームがアピールするための場だったとみられる。

もちろん、だからといって山本が3億ドルを超えるオファーを得る可能性がないというわけではなく、争奪戦の激化によってマネーゲームが白熱していけば、「最低2億ドル」と言われていた山本の契約総額が3億ドルの大台に到達する可能性は十分に残されている。一部では10年を超えるような長期契約になる可能性も取り沙汰されており、ゲリット・コール(ヤンキース)の9年3億2400万ドルを超え、投手史上最大の契約になることを予想する声も出ている。

早ければ今週中に各チームのオファーが出揃う可能性もあり、パッサン記者は「山本争奪戦は年内、早ければ今週中にも決着するだろう」との見通しを示した。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は「今週、山本への入札合戦が本格化するはずだ」と伝えており、「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者によると、メッツは山本がクリスマスまでに決断を下すと考えているという。1週間以内に山本争奪戦が決着する可能性は高そうだ。

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