重い心臓病を患いアメリカで移植手術 2歳の女の子が9カ月ぶりに帰国

重い心臓病を患いアメリカで移植手術を受けた2歳の女の子、佐藤葵ちゃんが約9カ月ぶりに帰国しました。

葵ちゃんは両親と19日午前4時半すぎに羽田空港に到着し、約9カ月ぶりに元気な姿で帰国しました。

青森県出身の佐藤昭一郎さんと仙台市出身の清香さんの次女、葵ちゃん(2)は生後3カ月の時に心臓から血液を送り出すことができない重症心不全と診断されました。

両親は2022年11月から仙台市などで募金活動を行い、手術に必要な5億3000万円を集めました。

葵ちゃんは3月にアメリカに渡り、移植を待っていました。8月にドナーが現れ、移植手術は無事に成功しました。

父親佐藤昭一郎さん「1年ぐらい前から想像ができなかったので、こんなに早くこの日を迎えることができて本当にうれしいです。まずはお風呂に入りたいですね。この子お風呂好きなので、アメリカでは浴槽が無かったので、それが一番したいです」
母親佐藤清香さん「私の地元の仙台市の皆さん、宮城県の皆さんも応援していただいたので、実家に連れて帰りたいなという気持ちがあります」

葵ちゃんの術後の経過は順調で、数日間の検査入院を経て自宅に戻るということです。

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