広島県警の巡査長2人を書類送検 同僚の財布から2万円盗んだ疑い 同僚女性への傷害容疑や勤務中の不適切行為

同僚の財布から現金を盗んだり、同僚にけがを負わせたりしたとして、広島県警の男性巡査長2人がそれぞれ書類送検されていたことが分かりました。

県警によりますと、窃盗の疑いで書類送検された巡査長は2月、広島県内にある職員宿舎の同僚の部屋で財布から現金2万円を盗んだとされています。

一方、傷害の疑いで書類送検された別の巡査長は3月に廿日市市内で、同僚の女性の左腕をつかんで打撲させたとされています。この巡査長は既婚者ですが、2022年6月下旬から2023年4月下旬までこの女性と交際し、勤務時間中に勤務先の庁舎で不適切な行為もしていたということです。

巡査長2人はいずれも県警本部に所属していましたが、それぞれ「減給10分の1×3か月」の懲戒処分を受け、すでに辞職しています。

県警監察官室は「職務上の行為ではないので公表の指針に該当せず、公表していなかった」と話しています。

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