1等米比率は庄内23.6%、村山51.3% 県が県産米独自調査

 県は18日、今夏の記録的猛暑の影響で47.4%と大きく落ち込んでいる県産米の1等米比率(10月31日現在)に関し、独自に調べた県内4地域別の比率を明らかにした。特に品質低下が顕著な庄内は23.6%。村山は51.3%、最上は80.5%、置賜は60.6%となった。

 県議会農林水産常任委員会で説明した。庄内は主要3品種別で「はえぬき」が13.7%、「つや姫」が21.3%、「雪若丸」が76.7%だった。昨年はいずれも9割を上回った。

 今夏の状況下で一定の高温耐性を示した雪若丸の2024年産作付けについて、県やJAなどでつくる山形「つや姫」「雪若丸」ブランド化戦略推進本部は、面積約500ヘクタールを追加で拡大することを決めている。

© 株式会社山形新聞社