山本由伸を最も必要としているチームは? 1位はヤンキースが選出

山本由伸はどのチームへ行くのだろうか。大谷翔平の争奪戦が決着した今、移籍市場で最大の注目を集めているのが山本の動向である。日本球界での圧倒的な実績に加え、25歳という若さも大きな魅力となり、現時点でも少なくとも8チームが争奪戦に加わっているとみられる。MLB公式サイトでは、この8チームを「山本を最も必要としている順」にランク付け。1位から順に、ヤンキース、ジャイアンツ、メッツ、ブルージェイズ、ドジャース、レッドソックス、カブス、フィリーズという結果になった。

1位のヤンキースについて、マイク・ペトリエロ記者は「フアン・ソトを獲得した以上、2024年は全力で勝利を目指さなければならない」とコメント。「パドレスとのトレードで多くの投手を放出しており、先発投手陣はカルロス・ロドンとネスター・コルテスが健康を維持して活躍する必要がある。山本を獲得することは、現在と未来においてチームを大いに助けるだけでなく、ヤンキースがヤンキースであり続けることを証明することになるだろう」とした。

3位のメッツについては、トーマス・ハリガン記者が「多くのチームが獲得を目指すなか、大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーがそのオーラを維持するためには、この戦いに勝利する必要がある」とコメント。「コーエン・オーナーが球団を買収したとき、メッツはどんな選手でも獲得できるという暗黙の約束があった。山本の獲得に失敗すれば、それが覆されることになる。もちろん、戦力としても山本は必要であり、彼と同レベルの期待値を持つ投手を獲得するチャンスはめったにない」としている。

5位のドジャースについては、デービッド・アドラー記者が「多くのスター選手を抱えているが、投手陣のスーパースターが不足している。タイラー・グラスノーを獲得し、2025年には大谷がマウンドに戻ってくるが、あと1人エース級の投手を獲得できれば、今後何年にもわたって最強チームとして君臨し続けるだろう」とコメント。「クレイトン・カーショウが戻ってくる保証はないし、ウォーカー・ビューラーは1年後にFAとなる。山本は彼らの後継者となれる。山本はネクスト・カーショウになれるんだ。大谷より4歳、グラスノーより5歳も若いのだから」とした。

いよいよ各チームからの条件提示がスタートし、早ければ今週中にも決着する可能性があるとみられる山本争奪戦。果たして、日本球界最強の右腕を手に入れるのはどのチームだろうか。

The post 山本由伸を最も必要としているチームは? 1位はヤンキースが選出 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.