徳島から仙台へ期限付き移籍中のGK松澤香輝が完全移籍移行「強いベガルタを全員で取り戻しましょう!」

来季もベガルタ仙台でプレーする松澤香輝(31)[写真:©︎J.LEAGUE]

ベガルタ仙台は19日、徳島ヴォルティスから期限付き移籍で加入しているGK松澤香輝(31)が完全移籍に移行すると発表。松澤は2024シーズンも仙台でプレーする。

松澤は東京ヴェルディの下部組織出身で、ジュニアユースまでプレーしたのち、流通経済大学附属柏高校へ。早稲田大学を経て、2015年にヴィッセル神戸へ入団する。

2年間で公式戦の出場はなく、2017年から徳島へ。ここでも昨季までの6年間でJ2リーグ1試合、YBCルヴァンカップ4試合の出場にとどまっているが、今年3月から仙台へ期限付き移籍していた。なお、今季仙台での出場機会はなかった。

松澤は徳島、仙台、双方のクラブからコメントを発表している。

◆徳島ヴォルティス
「徳島ヴォルティスに関わる全ての皆様へ。このたび、ベガルタ仙台へ完全移籍することになりました。僕の想いは仙台に期限付き移籍する際のリリースコメントでもお伝えしましたが、9ヶ月経った今も変わらず、愛情に溢れる徳島の人たちや街が大好きです」

「今の自分がこうしてサッカー選手を続けられているのは、間違いなく徳島ヴォルティスで過ごした時間があったからです。ここで出会ったチームメイト、先輩方、ピーさんをはじめ、成長させてくれた指導者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」

「そしてピッチに立つことは多くなかった僕に、どんな時もあたたかく、愛情を注いでくださったサポーターの皆さんに心から感謝しています。胸を張ってこのクラブを離れたいと思います。7年間ありがとうございました!ラブヴォルティス!」

◆ベガルタ仙台
「2024シーズンからベガルタ仙台に完全移籍で加入することになりました。3月に徳島から移籍し、自分が昇格というチームの目標達成に少しでも貢献したいという気持ちと強い覚悟を持って戦ってきましたが、不甲斐なさを感じる結果になってしまいました。必ずこの悔しさを来シーズンは取り返します」

「今シーズン、チームを離れることになった仲間やスタッフがピッチだけではなく、見えないところでも、チームを支えていたのを見てきました。その振る舞いに救われた選手は数多くいたと思います」

「そういった想いがある人たちへのリスペクトを忘れず、このクラブを支えてくれた多くの人の思いを絶対に無駄にしないように、来シーズンもここでプレーできることに誇りを持って戦っていきます。強いベガルタを全員で取り戻しましょう!」

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