ドラマ「相棒」おなじみ俳優・六角精児さん、浦和署で一日署長 浦和駅前で呼びかけ、パルコも練り歩く

オープンカーに乗って登場した六角精児さん(右)と橋本昭文浦和署長=8日、JR浦和駅東口周辺

 特殊詐欺や自転車盗などの各種犯罪、交通事故の被害を防止しようと埼玉県警浦和署は8日、刑事ドラマ「相棒」シリーズでおなじみの俳優六角精児さんを一日署長として迎え、JR浦和駅東口駅前で啓発活動を実施。六角さんは「『私だけは大丈夫』と絶対に思わないで。危機管理を持ってほしい」と呼びかけた。

 六角さんは橋本昭文署長とオープンカーに乗って登場すると、商業施設「パルコ」内を練り歩き。沿道や施設内でスマートフォンやカメラを向ける市民らに笑顔で手を振り応えた。その後は啓発品を配布しながら、写真撮影にも応じ「特殊詐欺に気をつけて」「自転車には必ず鍵を」「師走で急いだりするので交通事故に気を付けて落ち着いて行動してください」と伝えた。

 キャンペーンには地元の高校生やボランティア団体、企業など約170人が参加。橋本署長は「今回の活動を契機に、地域の皆さんの防犯や交通事故抑止に関する意識を高め、警察官だけでなく地域一体となり『犯罪・交通事故のない浦和』を実現していきたい」と誓った。

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