内野手が手薄になったブルージェイズ インディア獲得に興味を示す

「カナディアン・ベースボール・ネットワーク」のボブ・エリオット記者によると、ブルージェイズはジョナサン・インディア(レッズ)をトレードで獲得することに興味を示しているという。ブルージェイズは今オフ、ウィット・メリフィールドとマット・チャップマンがFAとなったため、一塁ブラディミール・ゲレーロJr.と遊撃ボー・ビシェットを除く内野陣には不確定要素が多い。現有戦力に複数のレギュラー候補がいるものの、いずれも決め手に欠けるため、2021年ナ・リーグ新人王の獲得を検討しているようだ。

ゲレーロJr.とビシェットの両スターを除くブルージェイズの内野陣は、キャバン・ビジオ、サンティアゴ・エスピナル、デービス・シュナイダー、アーニー・クレメントといった顔ぶれ。ビジオとエスピナルは伸び悩んでおり、シュナイダーは今季35試合でOPS1.008、クレメントは今季29試合で打率.380をマークしたものの、サンプルサイズがかなり小さいため、来季も同じ活躍ができるとは限らない。アディソン・バーガー、オレルビス・マルティネス、レオ・ヒメネスといった若手も控えているが、少なくとも1人は計算の立つレギュラーを加えておきたいところだろう。

その候補に浮上しているのがレッズの正二塁手として活躍してきたインディアだ。現在27歳のインディアは2018年ドラフト全体5位指名でプロ入りし、メジャー昇格時に三塁から二塁へ転向。メジャーデビューした2021年は150試合で打率.269、21本塁打、69打点、12盗塁、OPS.835の活躍を見せ、新人王に選ばれた。メジャー3年目の今季は119試合に出場し、打率.244、17本塁打、61打点、14盗塁、OPS.745を記録している。

レッズはエリー・デラクルーズを筆頭に、マット・マクレーン、ノエルビ・マルテ、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランドと若手野手が次々に台頭。内野手が人員余剰気味になっていたところにFAでジャイマー・キャンデラリオを獲得したため、インディアですらレギュラーポジションが保証されない状況となっている。ニック・クロール編成本部長はインディア放出に否定的な姿勢を貫いているが、投手補強が必要であることも事実。ブルージェイズがオファーする交換要員次第では、一気に交渉が進展しても不思議ではない。今後の動向が注目される。

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