マドンナ、健康不安の中“命を救ってくれた”友人が来場していたライブで感謝を伝える

現地時間2023年12月16日にマドンナが、今年の夏に体調を崩してICUに入院し、人工的な昏睡状態におかれていたことについてファンの前で語った。

X(旧Twitter)に投稿されたファンによる動画によると、【セレブレーション・ツアー】の公演で米ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターのステージに立っていたマドンナは、MCで、「今夜ここには、病院に付き添ってくれていた人たちがいます」と語っている。

続けて彼女は、シャヴォーンという“とても大切な女性”に感謝の言葉を述べた。“自宅のバスルームで倒れて気を失い、ICUで目を覚ました”というマドンナを病院まで”引きずって”行ったのがシャヴォーンで、彼女が”命を救ってくれた”と話している。

マドンナはまた、同じく会場にいた、カバラを教えるエイタン・ヤルデニもシャウトアウトした。彼は2日間、彼女が人工的に昏睡状態におかれていた間、ずっとそばにいてくれたとのことで、「私が聞いた唯一の声は彼のものでした」と彼女は回想した。

「初めて意識が戻って、6人の素晴らしい子どもたちが私の周りにいるのを見て、考えたことがいくつかあります」と彼女は述べてから、「ところで、子どもたち全員に一つの部屋に入ってもらうために、私は死にかけなければなりませんでした」と冗談を言った。

そしてマドンナは、「で、考えていたんですよ、“もし子どもたちを置いていったらどうなる?”って。子どもたちの人生のこの瞬間に置いていくなんて、私は打ちのめされてしまいます。自分のことは考えていませんでした。子どもたちのことを考えながら、母のことを考えて、私たち全員を置いていくことになるとわかっていた母がどんなに怯えていただろうかと考えていました」と続けた。

彼女は、「何一つ当たり前だとは思っていません」と締めくくった。マドンナには、ローデス・レオン(26歳)、ロッコ・リッチー(23歳)、デヴィッド・バンダ(18歳)、チフンド・“マーシー”・ジェームズ(17歳)、双子のステラとエスター(11歳)という子どもたちがいる。

64歳のマドンナは、“深刻な細菌感染症”で6月下旬にICUで数日を過ごし、これまでの音楽活動を網羅する【セレブレーション・ワールド・ツアー】の延期を余儀なくされたが、現在、再スケジュールされた日程が進行中だ。7月に彼女は入院してから初めて公式の声明を発表し、「皆さんの愛を感じました。私は回復に向かっていて、自分の人生にある全ての恵みにとても感謝しています」と綴っていた。

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