暴力団の襲名披露…店に40万円を支払い、50人が集まって飲食 匿名の情報提供で発覚 店を提供した店長は条例違反、組長にも勧告…「もうしません」と語る2人 組長は店の常連だった

県暴排条例違反で飲食店店長ら勧告

 暴力団の襲名披露会場を提供したとして、埼玉県公安委員会は18日、県内の飲食店店長の男と指定暴力団住吉会傘下組織組長の男に勧告を行った。

 捜査4課によると、飲食店店長の男は今年9月7日、同会傘下組織組長の男の関係組織が襲名披露を行うことを知りながら、自身が経営する店舗を提供し利益を供与したとされる。2人は勧告内容を認めており「もうしません」と話している。

 同会傘下組織組長の男は飲食店店長の男が経営する店舗の常連。匿名男性からの情報提供があった。当日は同会関係者約50人が集まり飲食などをし、店舗側に40万円を支払ったという。

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