双日、関西電力、JR西日本、再エネ由来電力のコーポレートPPA合意

双日株式会社(以下、双日)、関西電力株式会社(以下、関西電力)、および西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は12月14日、コーポレートPPAに関する基本合意を発表した。

今回の合意に基づき、双日が開発・保有・運営する太陽光発電所から生じる再エネ由来の電力および環境価値については、関西電力を通じJR西日本の主要路線の列車運転用電力として供給される。例えば、JR京都線やJR神戸線などだ。今回の取り組みは、再エネ由来の電力供給と環境価値の提供を合わせて行うコーポレートPPAとしては、国内最大規模のプロジェクトになるという。

なお、双日グループは、日本国内で新たに、複数の小規模発電所を束ねる分散型の発電所から大規模な発電所まで、需要家のニーズに応じた再エネ発電所の開発を推進。コーポレートPPAを通じて発電した電力と環境価値を提供していくという。

またEV、EV充電設備、駐車場での太陽光発電などのEV関連インフラの整備事業や、蓄電池事業も展開し、多様化する需要家のニーズに応える「脱炭素ソリューション」を提供するビジネスモデルの構築・拡充を進めていく予定だ。

さらに、双日は、再エネ由来の電力および環境価値の取得を希望する需要家や、再エネ資産の取得を希望する投資家とも広く連携し、脱炭素社会の実現に貢献していくと述べている。

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