豪ケアンズにサイクロンが12年ぶり上陸 過去50年で最悪の洪水被害

オーストラリア・クイーンズランド州のケアンズに12年ぶりにサイクロンが上陸し、過去50年で最悪の洪水が発生した。

サイクロン「ジャスパー」は、上陸後に熱帯低気圧となったものの、ケープヨーク半島で停滞。バロン川流域で洪水や倒木などが発生した。生活用水の供給にも影響が出ている。

ケアンズ国際空港は13日から14日朝にかけてと、17日午後から18日にかけて閉鎖された。19日には閉鎖が解除された。

ケアンズ観光局によると、19日からグレートバリアリーフの一部のツアーが再開された。パームコーブビーチからポートダグラスの道路は通行止めとなり、復旧には時間を要する見通し。ケアンズ港とポートダグラス港を結ぶ船でアクセスできる。ケアンズシティのレストラン、ホテル、ショッピングセンター、スーパーなどはほとんどが通常営業となった。

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